斜里町で施主支給のダイキン寒冷地エアコン取付|平屋の天井裏隠蔽配線+200V増設

本体も防雪フードもお客様がご自分でご用意され、当店は設置取付だけを承った事例です。機種は寒冷地モデルのダイキン S406ATDP-W(4.0kW クラス)。お見積りは現地に伺わず LINE の写真 4 点だけで確定し、当日の現地確認で室内機の位置と配線ルートの 2 点だけを詰め直しました。風呂の点検口から天井裏に上がれることが現場で分かったため、当初想定していたモール配線をやめて天井裏を通す隠蔽配線に変更。結果として壁面に配線モールを一本も這わせずに仕上げています。室外機は溶融亜鉛めっきの 2 段架台(高さ約 1m)に据え、電源は分電盤に増設ボックスを足して専用回路 200Vを新設しました。

「本体は自分で買ったので、取付だけお願いしたい」というご相談も承ります

施工概要

施工日 2026年7月28日
地域 北海道斜里郡斜里町(当店の拠点である北見市から約 85km・車で約 1 時間 30 分)
建物種別 平屋の戸建て住宅(お引越し前で、お荷物がほとんど入っていない状態)/設置場所は洋室・居間・台所がひと続きになった約 15〜16 畳の空間(1 階全体ではおよそ 20 畳)
工事内容 エアコンの設置取付(本体はお客様支給)/天井裏を通した電源の隠蔽配線/専用回路 200V の新設
機種・メーカー ダイキン S406ATDP-W(寒冷地モデル・4.0kW クラス/14 畳目安)※本体・防雪フードともお客様のご用意
電源工事 あり。既設分電盤に空きが無かったため、増設ボックス 1 個とブレーカー 1 個を追加して専用回路 200V を新設(分電盤から設置位置まで約 10m)
工期 1 日(作業員 2 名)
追加工事 スライドブロック+溶融亜鉛めっき 2 段架台(高さ約 1m・塩害/積雪対策)/防雪フード取付(お客様支給品)

ご相談のきっかけと、LINE の写真 4 点だけで決まったお見積り

最初はお電話でのお問い合わせでした。そのあと LINE に切り替えて、お客様から次の 4 点の写真をお送りいただいています。

  • ① 室内の設置候補 2 カ所(玄関側と内側)
  • ② 室外機の設置候補
  • ③ 分電盤
  • ④ 設置したい本体の型番

この 4 点から、エアコン用の電源がまったく来ていないこと、分電盤に空きスペースが無いことが分かりました。分電盤から設置位置までのおおよその距離(約 10m)はお客様に伺って確認し、現地に伺わずにお見積りを確定しています。当店の拠点は北見市で、現場までは約 85km。下見のために往復するとそれだけで一日仕事になってしまうため、写真で判断できるところは写真で済ませる進め方をご提案しました。

お客様が要点を押さえた写真を丁寧に撮ってくださり、こちらからの質問にもすべて答えていただけたので、写真だけで施工イメージが固まりました。防雪フードについては「対応している防雪フードがわからず、メーカーに問い合わせているところです」とご連絡をいただいたため、本体の型番から適合品を調べてお伝えしました。ダイキンの 4.0〜7.1kW クラスであれば、吸込側面が KPS115B41、吸込背面が KPS115B44、吹出が KPS115A43 です。吸込背面まで付けることは一般的にあまりないため、今回は吸込側面と吹出の 2 つをご用意いただきました。

施工のポイント

1

本体も防雪フードもお客様のご用意。当店は「設置取付だけ」を担当

今回の工事は、本体(ダイキン S406ATDP-W)も防雪フードもお客様がご自分でご用意されたものです。当店が承ったのは設置取付と電気工事だけ。量販店やインターネットで本体を購入したものの、工事を頼む先が見つからないという方は少なくありません。当店は本体の販売もしていますが、「本体はもう持っているので取付だけ」というご依頼もそのままお受けします(工事の内容と料金の考え方は設置工事のご案内をご覧ください)。持ち込み本体だからといって作業内容を省くことはなく、真空引きから試運転までいつもどおりの手順で行います。

2

ひと続きの約 15〜16 畳。4.0kW クラスの寒冷地モデルを選んだ理由

設置場所は洋室・居間・台所がひと続きになった空間で、広さはおよそ 15〜16 畳。1 階全体で見るとおよそ 20 畳ほどの空間です。お客様がお選びになっていた S406ATDP-W は 4.0kW クラス(14 畳目安)の寒冷地モデルで、間仕切りのない広い空間を 1 台でまかなうには妥当な容量でした。壁で仕切られた 14 畳の個室と、間口が開いたひと続きの 15〜16 畳では、必要な能力の考え方が変わります。今回はひと続きの広さ+寒冷地モデルという条件だったため、型番のご相談を受けた段階でそのまま進めていただいて問題ないとお伝えしました。

3

現地判断その 1:室内機を「配管延長がいらない側の壁」に変更

お見積り段階では、室内機の候補は玄関側と内側の 2 カ所ありました。当日、現場を見て確認したところ、玄関側に付けると室外機までの配管を延長する必要があることが分かりました。一方、室内から外壁に向かって右側の壁に付ければ、そこから左へ配管を出して壁を貫通させ、そのまま室外機に接続できる位置関係でした。お客様とご相談のうえ、右側の壁に設置し、配管延長なしで仕上げる形に変更しました。あわせて外壁には、以前ストーブの配管が通っていた既設の貫通穴が残っていました。この穴を使うことも考えましたが、そこに合わせると室内を通る配管が長くなり、その分だけ化粧カバーの費用も増えます。見た目と費用の両面から、既設の穴は使わず新しく穴を開けています。

4

現地判断その 2:モール配線をやめて天井裏の隠蔽配線へ。壁面にモールが一本も出ない仕上がり

お見積りの時点では写真から判断できなかったため、電源は壁に配線モールを這わせる想定でお伝えしていました。ところが当日現地を確認すると、お風呂の点検口から天井裏に上がれることが分かり、しかも分電盤もお風呂の近くの壁にありました。平屋なので天井裏はひと続きです。そこでお客様とご相談のうえ、天井裏を通す隠蔽配線に変更。結果として、居間の壁面に配線モールを一本も這わせずに仕上げることができました。お見積り金額はほとんど変わっていません。モール配線をやめた分の減額と、天井裏を通す作業料金の増額が相殺されたためです。写真だけでは分からないことは現場で判断し、良くなる方に振り替える——というのがこの現場でやったことです。

5

分電盤に空きが無い → 増設ボックス 1 個で専用回路 200V を新設

お客様からいただいた分電盤の写真の時点で分かっていたことですが、既設の分電盤には空きスペースがありませんでした。エアコンは専用回路が原則で、既存の回路から分岐して使うことはできません。そこで分電盤の横にブレーカーボックスを 1 個増設し、ブレーカー 1 個を追加して専用回路 200V を新設しました。分電盤の内部を無理に詰め込むのではなく箱を足す形にしたので、この先さらに回路を増やしたくなったときも対応しやすくなっています。配線距離は分電盤から設置位置まで約 10m。この区間を天井裏で通しています。

6

海が近い土地。塩害には溶融亜鉛めっき、積雪には高さ約 1m の 2 段架台

室外機の置き場所は、玄関側に高さを取れる場所が無かったため内側に決めました。寒冷地向けのエアコンは、室外機を雪に埋もれさせないよう高さを確保することが前提になります。加えてこの地域は沿岸部で海が近いため、鉄部の腐食(塩害)を考えて溶融亜鉛めっきの架台を選定しました。施工は、地面にスライドブロックを敷き、その上に2 段架台(高さ約 1m)、さらにその上に室外機を載せる三層構成です。仕上げに、お客様がご用意された防雪フードを取り付けて吹き込みに備えました。試運転まで行い、よく冷えることを確認して引き渡しています。

施工の様子

ビフォー・アフター(室内機を取り付けた壁面)

分電盤の状況と、既設の貫通穴

完成写真

「分電盤に空きが無い」「専用コンセントが無い」「本体はもう買ってある」
そんなご相談もお気軽にどうぞ

お客様の声

「斜里でこちらの方では、なかなか付けてくれる業者さんがいなくて困ってたんだよ」

「本当に非常に助かったよ」

※ 工事当日、お客様から直接いただいたお言葉をそのまま掲載しています(アンケート用紙によるものではありません)。

担当者より

エアコンラボ北見店 担当スタッフ

電気工事業登録/第二種電気工事士の有資格者が施工しています(代表者紹介・取得資格)

今回は本体も防雪フードもお客様のご用意で、当店は取付だけを承りました。お客様が LINE で送ってくださった写真がとても的確で、こちらの質問にも全部答えていただけたので、下見に伺わずにお見積りを出すことができました。現場までは約 85km ありますから、下見の往復を省けたぶんはそのままお客様の負担を減らすことにつながっています。

当日、現場で変えたのは 2 点だけです。1 つは室内機の位置。玄関側だと配管の延長が必要になることが分かったので、延長のいらない右側の壁にご相談のうえ変更しました。もう 1 つが配線です。写真では判断できずモール配線でお見積りしていたのですが、現地でお風呂の点検口から天井裏に上がれると分かりました。平屋で分電盤もお風呂の近くでしたから、これは天井裏を通した方が確実にきれいに仕上がります。お客様とご相談して隠蔽配線に変更し、壁面にモールを一本も出さずに済みました。金額はほとんど変わっていません。モールが減った分と天井裏の作業が増えた分が、ちょうど相殺されたかたちです。

一番きつかったのは、正直に言えば天井裏の暑さでした。7 月下旬の作業で、天井裏の気温がとにかく高い。ただ、平屋で天井裏が広く、腰を曲げて歩ける高さがあったのは助かりました。這いつくばって進まなければならない現場だと、同じ配線でも手間がまるで違います。それから今回は寒冷地向けの大きめの機種で、室内機も室外機も相当な重さがありました。特に室外機は地面から約 1m の高さまで持ち上げて据える必要があります。一人でやって万が一のことがあってはいけないので、北見から作業員をもう 1 名連れて行き、2 人で作業しました。安全のための人員は削らない、というのが当店の考え方です。

架台は、海が近い土地であることを考えて溶融亜鉛めっきのものを選びました。雪対策の高さだけなら選択肢はもっとありますが、潮風のあたる場所では鉄部が先に傷みます。スライドブロック+2 段架台で高さ約 1m、その上に室外機と防雪フード。お客様はちょうどお引越し前で、まだお荷物がほとんど入っていなかったため室内の作業もしやすく、結果として朝から夕方までの1 日で試運転まで終えることができました。近くで取付をしてくれる業者がなかなかいない、というお話は、こちらとしても考えさせられました。北見からは遠いようでいて、走ってみると意外とそうでもありません。同じようにお困りの方がいらっしゃれば、遠慮なくお声がけください。

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当店の拠点である北見市から約 85km。下見に伺えない場合も、LINE のお写真で概算をお伝えできます。

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